[BOOKデータベースより]
生命を構成するパーツには重複性があり、可変性がある。余剰があり、融通無碍で、遊びがある。生命の特性はその自由度にこそあるのだ―芸術と科学をつなぐ深く、色鮮やかな本質。珠玉のエッセイ集。
第1章 日常と生命
第2章 野生と生命
第3章 科学と生命
第4章 色彩と生命
第5章 地図と生命
第6章 学びと生命
つよく、しなやかで、やわらかい生命のありようを語ろう――。
人気生物学者の思索を集めた最新エッセイ集が登場です。
生命は細かいパーツにわけていけば、機械のようなものなのか。
いや、生命を構成するパーツには重複性があり、可変性がある。余剰があり、融通無碍で、遊びがある。生命の特性は、その自由度、すなわち「やわらかさ」にあるのだ――。
硬軟自在、ときに美しく、ときに軽妙な筆はますます冴えわたります。
学びとは何か。記憶とは何か。芸術とは何か。
まさにアートとサイエンスをつなぐがごとく、一見多様なテーマが次第に生命の自由さという大きな主題に集まってゆき、気づけば読者を深い思索へといざなってゆくでしょう。
健康診断の「糖尿気味」の意味、夢の長寿薬の正体、肥満の仕組みなどの日常的な話題に意外な光を当てる。そういえば電波って何? GPSってどうやって働くの? 充電池ってどうやって電気をためるの? 身の回りに存在する科学をあらためて解き明かし、光より速いニュートリノ、金環食などの科学のニュースも、誰よりもわかりやすく読み解きます。中でも山中教授のiPS細胞とノーベル賞受賞の話題の解説は、福岡ハカセ自身の研究分野が近いこともあって、出色の明快さです。
深く、色鮮やかな光彩に満ち満ちた、やわらかな生命の「動的平衡」の世界を、身構えることなく楽しめる好著です。
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人気生物学者の最新作。日常の食、健康から芸術、機械文明まで、科学的かつ叙情的に解き明かす筆致が、色鮮やかな生命の世界に誘う。 生命の色「青」はなぜ人工的に作り出せないのか
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