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- 剋
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戦国鎌倉悲譚
講談社文庫 い124ー5
- 価格
- 713円(本体648円+税)
- 発行年月
- 2013年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062776066
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「おすすめ鎌倉・室町時代の本」レビューコメント
主人公氏舜は北条宗家の尖兵として戦いに明け暮れる一方、里見家からの人質若い尼僧青蓮尼に心を奪われます。戦いの中で仏門に帰依することを条件に二人は結ばれます。ところが氏舜の勇名が高まるほどに青蓮尼への誓いはなかなか実行できません。武田水軍との海戦を勝利すると氏舜は青蓮尼を還俗させて室に迎えようとしましたが青蓮尼はこれを拒絶、顔を焼くという所為に至りました。ここで目が覚めた氏舜は弟に家督を譲り出家します。物語は続き最終章、北条宗家の盾である玉縄北条家の戦いは続き、最後に出家した氏舜が命を絶つことで玉縄の将兵や民の命を救い、仏のもとに旅立つことでようやく苦悩から逃れられました。生きるか死ぬかの戦いに明け暮れた戦国時代に心の平穏を求め続けた武将がいたことを伝えてくれました。(Steve Montana/60代/男性)
[BOOKデータベースより]
小田原北条家の尖兵、玉縄北条家の当主・氏舜は一門を率いて関東の戦場を駆けめぐっていたが、心中では仏門への憧憬を捨て切れず、己の生きる道に思い悩んでいた。里見家より人質として送られて来た気高く美しい尼僧・青蓮尼を一目見たときから、その苦悩は一層深まる。理念と情念の相剋を描いた胸に沁みる物語。