[BOOKデータベースより]
ほんとうの奇跡―ミラクル―とは何?静かにゆっくりと読みたい一冊の詩集。新境地をひらく、詩人の新しい代表作。
幼い子は微笑む
ベルリンはささやいた
ベルリンのベンヤミン広場にて
ベルリンの本のない図書館
ベルリンの死者の丘で
夏の午後、ことばについて
夕暮れのうつくしい季節
花の名を教えてくれた人
空色の街を歩く
未来はどこにあるか〔ほか〕
声をあげて、泣くことを覚えた。泣きつづけて、黙ることを覚えた…。静かにゆっくりと読みたい1冊の詩集。新境地をひらく、詩人の新しい代表作。ほんとうの奇跡、ミラクルとは何か。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 花の詩画集ベストセレクション ただ一つのものを持って
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2024年09月発売】
- ありがとう私のいのち 新装版
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2024年10月発売】
- ラインマーカーズ
-
価格:616円(本体560円+税)
【2022年11月発売】
「ただここに在るだけで、自分のすべてを、損なうことなく、みずから/みごとに生きられるということの/なんという、花の木たちの奇跡(ミラクル)」今春の讀賣新聞紙上を飾った表題作は、春彼岸を前にした透明な心境を歌っている。長年連れ添った妻を亡くし、大震災で心の故郷を失い、大きな手術をした詩人は、「心に親しい死者たち」を思う。再訪したベルリン、ウィーンの町で20世紀を悼む詩篇をはじめ、日々の営みを優しく丁寧に感じ取る数々のポエムは、ファンのみならず、中高年には自身のありようを見つめなおす機会を、若い人には安心を与