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[BOOKデータベースより]
近代化論批判から社会史の評価、現代歴史学の課題の展望まで、初めて体系的に提示される著者の戦後史学史論。
1 戦後知としての歴史学(戦後知の変貌;黒田俊雄の中世宗教史研究―顕密体制論と親鸞;色川大吉と戦後歴史学―「民衆史」の構想力;回顧と自問;歴史意識の黄昏?)
2 方法意識とイデオロギー(日本の近代化についての帝国主義的歴史観;(書評)坂田吉雄編『明治維新史の問題点』;日本マルクス主義と歴史学;方法規定としての思想史;前近代の民衆像;民衆史の課題について―井上幸治『近代史像の模索』・林英夫『絶望的近代の民衆像』を読む)
3 社会史の時代(「脱構築」の時代;「全体史」のゆくえ;阿部社会史、原点への回顧―阿部謹也『北の街にて』解説;比較への意志―阿部謹也『ヨーロッパを見る視角』解説)
4 現代歴史学の課題を求めて(語りえぬことを語ることについて;丸山思想史学、遠望する灯火;社会学部の学問を振り返って;遅塚さんと二宮さん)
初期の近代化論批判から社会史の評価、現代歴史学の課題の展望まで、著者による史学史論を体系的に編成し、初めて一書にまとめて提示。成田龍一による解説「歴史学の「方法」と「戦後知」としての歴史学」を付す。
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