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[BOOKデータベースより]
こっそりいなくなりたいから、にわからでていくって。どうしよう、ずーっといっしょだったのに。「ねぇ。おかしたべてからいったら?」ふたごの姉妹の、こころ温まるおはなし。第34回講談社絵本新人賞受賞作。
[日販商品データベースより]「きい」と「私」は、ふたごの姉妹。ある日、お母さんに叱られたきいが家出をすると言い出した。ぬいぐるみや、お気に入りの物をどんどんリュックサックに詰めていく。どうしよう、本当にいなくなっちゃうの?
「ねえ、おかしたべてからいったら?」、「このえほん、まだよんでなかったね。」きいの家出を止めようと、行動にでる「私」。
5歳くらいの女の子の、あたたかい家族の日常を描きます。やわらかいタッチと、登場人物たちのこまかな気持ちの変化をとらえた表現で、作品の世界に引き込まれるでしょう。第34回講談社絵本新人賞受賞作。
「きい」が泣いている。「きい」は「わたし」のふたごのきょうだい。きっとまたお母さんに怒られたんだ。やれやれ、こんな時はわたしのでばん。出だしのフレーズを聞いただけで、ふたりの普段の生活や関係性が見えてくる。あっという間に絵本の中の世界に引き込まれてしまいます。性格の全然違うふたりなんだろうな。いつも奔放なのはきいちゃんなんだろうな。でも、今回はちょっと様子が違うみたい。きいは「家出」をすると言い出した。お気に入りのものをリュックにつめて、ちろにさよならをして、よっちゃんにもさよならをして。こっそりいなくなりたいから、庭から出て行くって。どうしよう、本当にいっちゃう。「ねぇ。おかし たべてから いったら?」きいは、ちょっとたちどまります。「これ まだ よんでなかったね。」もうちょっとだけ、たちどまります。とっさにわたしの口から出た言葉は、他の人から聞くと、なんでもない声がけ。でもふたりにとっては、まるで魔法のように心を溶かしていく特別な言葉。声をかけるたびに、「きい」と「わたし」のかけがえのない時間が浮かび上がってくるようで…。派手ではないけれど、やわらかいタッチと優しい色合い。細やかに表現された表情。繊細で、でもとってもあたたかい画風は、この可愛らしくて大切なお話にぴったりときているのです。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
新刊紹介コーナーにあり
絵に惹きつけられ借りてきました
てっきり
「家で」と思ったら
「家出」\(◎o◎)/!
「きい」は、名前ね(^^ゞ
で、双子の姉妹だよね?
男の子じゃないよね?
こどもなのに
「やれやれ」(^^ゞ
毎度のことなんだろうな
確かに双子でも性格は違いますからね
私の弟達もそうです
お互いがかばいあうのかな
不思議な兄弟関係だーと幼い頃から感じましたよ
おかあさんに怒られて→家出!
気持ちもわかる
でも、「わたし」がこんなにやさしいと
出来ないよね
寄り添うってこんな感じ
徐々に自分の気持ちが落ち着いていくのが
絵で、読み取れます
弟の雰囲気とか
玩具、食べ物・・・
なんて丁寧に描かれているのでしょう
最後は、なるほど!
微笑ましいです
とても魅力的な作品です(しいら☆さん 50代・宮城県 )
【情報提供・絵本ナビ】