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- 本当は面白い「日本中世史」
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愛と欲望で動いた平安・鎌倉・室町時代
ソフトバンク新書 220
- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2013年04月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784797372946
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「おすすめ鎌倉・室町時代の本」レビューコメント
この時代に興味を持ち始めた人に、とっつきやすい本なのではないかと思います。(Pやん/40代/男性)
[BOOKデータベースより]
日本の中世といわれる平安・鎌倉・室町時代は、ともかくわかりにくい時代とされてきた。なにしろ中央政府(朝廷)が弱体で、諸制度は多元的で複雑。宗教が強いことも話をややこしくしている。しかし、少し視点を変えれば、中世の人々は道徳などに縛られず、ひたむきに愛と欲望のために生きており、その姿は現代人にはとても魅力的に映る。本書では、中世という時代のダイナミックな実像を読み解き、これまでにない「わかりやすくて面白い」中世史を示していく。
第1章 大唐帝国の終焉と中世日本の始まり(平安・鎌倉・室町時代は究極の「小さな政府」の時代;平安遷都と東北経営で国の形をつくった桓武天皇(桓武〜平城) ほか)
[日販商品データベースより]第2章 『源氏物語』と『平家物語』を政治史として見る(天皇よりも関白よりも強力な天皇の生母(冷泉〜一条);「皇后陛下」は明治になって始まった西洋式制度(三条〜後三条) ほか)
第3章 京都の論理と関東の不満が正面衝突(「平家追討の令旨」が勘違いから大事件に(後鳥羽1);京都人だった源頼朝と関東武士の微妙な関係(後鳥羽2) ほか)
第4章 後醍醐天皇の夢を足利義満が完成した(建武の中興はどこが間違っていたのか(後醍醐);親鸞と日野富子を出した日野家の女性たち(後村上&北朝) ほか)
第5章 外交と宗教から見た中世日本を総括する(比叡山の僧兵が強かった本当の理由;浄土真宗や日蓮宗は戦国時代になって発展した ほか)
従来の日本中世史の常識を打ち破る明快な分析で、この時代の本質を明らかにし、これまでにない「わかりやすくて面白い」中世史を詳らかにしていく書。道徳に縛られず、ひたむきに愛と欲望に生きた中世の人々を描く。