[BOOKデータベースより]
この巻では、2011年3月11日におきた東日本大震災で自ら被災しながらも翌日から6日間にわたって手書きのかべ新聞を発行しつづけた新聞社や、6つあった工場すべてが被害を受けたことで社員を全員解雇して工場再開と再雇用をはたした水産加工会社、津波で酒蔵をうしない避難先でふたたび酒づくりにとりくむ酒造店、被災地に音筆というIT機器をつかって絵本の朗読をとどけつづける児童書の出版社などを紹介しています。
1 地域によりそう報道をつづける―石巻日日新聞社
2 社員の生活を守るための勇気ある決断―八葉水産
3 のこった酵母で地元の酒を復活―鈴木酒造店
4 被災地に絵本の朗読をとどける―今人舎
まだあるこんな会社あんな会社
本当によい会社とはどんな会社か。全国から注目されている素敵な会社を紹介する、将来の仕事選びに役立つシリーズ。本書では、東日本大震災からの復興で精一杯の輝きを示した小さな会社を紹介。
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シリーズの中で、あの東日本大震災を中心に置いた会社の考察は、自分に何ができるかという、子どもたちの将来への問題提起のように思います。
大震災のパニックの中で、壁新聞を出し続けた地元新聞社の使命感。
社員を解雇して、生活保障をしたうえで会社を復興させて再雇用した思いやり。
かえることのできない場所から、避難場所で酒造りを続ける地元意識。
復興支援のために起こした企業行動。
それぞれが、決して会社は営利のためにだけあるのではないと語っています。
将来を託すために、子どもたちに読んでほしい本です。
小さいからできるのかもしれないけれど、会社はもうけるためにあるのではなく、人々と生きるためにあるのです。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】