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- 命のバトン
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津波を生きぬいた奇跡の牛の物語
感動ノンフィクションシリーズ
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2013年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784333025923
[BOOKデータベースより]
宮城県農業高等学校、通称「みやのう」では、生徒たちが三十四頭の牛を大切に育てながら、牛のコンテスト「共進会」を目指してがんばっていました。ところが、二〇一一年三月十一日、東日本大震災がおこり、大津波が「みやのう」におそいかかります。生徒たちだけでなく、牛の命も守ろうと奮闘した先生たち。その手によって助けられた命は、やがて被災した人たちに大きなはげましを贈ったのです―。
第1章 農業高校「みやのう」
第2章 みやのうのDNA
第3章 三・一一
第4章 先生、牛が生きている!
第5章 新たな一歩
第6章 奇跡
第7章 新しい命
第8章 旅立ち
エピローグ 新たな奇跡
東日本大震災で、大津波に襲われた宮城農業高校。
教師らは生徒を全員避難させたあと、大切に育ててきた牛の命も救おうと、津波の到来直前に牛舎へ向かいます――。
牛たちは津波に何キロも流されながらも、奇跡的に生き残ったのです。
勇気ある行動が起こした奇跡と、その後、校舎や施設がすべて流され授業もままならない状況で、牛のコンテスト「共進会」に挑戦していく高校生たちの姿を描いた、感動の物語。
【ここがポイント】
・被災地に勇気を贈った実話です
・教師らの行動に胸が熱くなります
・「命の大切さ」を問いかけます
【編集者コメント】
著者の堀米さんご自身も、宮城県で牛を飼っている農家です。
東日本大震災で、多くの方々だけでなく、たくさんの牛や豚、にわとりなどの家畜が犠牲となったこと胸を痛めていました。
そんな時、新聞で宮城農業高校のニュースを知ったそうです。
「津波の直前に、牛を助けるために走った先生たちがいたんなんて――」。そんな驚きから、著者の取材がスタートしました。
実際に津波の被害にあった宮城農業高校の牛舎の跡地を歩き、津波の威力の大きさにふるえました。
しかし、津波に流されながらも奇跡的に助かった牛たちと共に、共進会に向かって努力を続ける先生と生徒さんたちは、本当に希望と熱意に満ちて、輝いていました。
「助かった命を大切に育て、つないでいこう」。その思いは、震災を体験した私たちに共通のものではないでしょうか。
著者の渾身の思いがつまった一冊です。ぜひご覧ください。
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東日本大震災が次第に過去のものとして、記憶から薄らいでいくなかで、その時何があったかを忘れてはいけないでしょう。
この本は、宮城県農業高等学校の生徒が、体験した津波の恐ろしさと、飼育していた牛たちの命の記録を、高校生の目でとらえたものです。
生々しい津波の中で無事だった命は、必死に守ろうとしたものでした。
津波の後の、生徒たちの姿も眩しく感じました。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】