[BOOKデータベースより]
尖閣、竹島、北方領土、若者の内向き志向…“攻撃有利の時代”到来。「打って出る勇気」が問題を解決する。
第1章 「ケンカ」のできない日本(「礼儀正しい」という誉め言葉を鵜呑みにするな;尖閣「棚上げ論」を黙認したのは敗北だ ほか)
第2章 「情報」は最高の武器(CIAに頼るのは危険だ;ヒューミントこそ国を守る最前線 ほか)
第3章 戦えるリーダーの条件(世界有数の諜報機関を持った国の「敗因」;開戦前の失態と失敗 ほか)
第4章 日本人よ、打って出ろ!(組織にしがみつくことこそがリスク;正しい英語力の磨き方 ほか)
第5章 私の「ケンカ史」(生活保護を断わった母;腕力を備えて和を成す ほか)
「攻撃有利の時代」到来!
現在の日本に足りないのは「ケンカ」をする力だ――世界を舞台に活躍した著者が国家と個人に「ケンカ」のノウハウを指南する一冊。
中国や韓国が日本の領土である尖閣諸島、竹島に触手を伸ばし、政府は有効な反撃ができずにいる。日本企業は国際競争力を失い、新たな稼ぎ口を見つけられないまま迷走が続く。老人は既得権益にしがみつき、異議申し立てをすべき若者たちの多くはそうした日本の現状に怒ろうとしていないように見える。
「相手を刺激しないほうがいい」「現状維持が望ましい」……聞こえてくるのは守りの言葉ばかりだが、刺激しないことで日中関係は良くなったのか? 現状維持を志向すれば将来は安泰なのか?
日本人はディフェンシヴな生き方を捨て、今こそ攻撃に転じなければならない。ただし、本書における「ケンカ」とは品のない誹謗中傷や武力行使とは全く違う。情報や知識、交渉力を駆使しながら競争や対立の中で勝ち残っていく力を身につけるということだ。
世界中で「ケンカ」を見てきた著者が、国家の平和と安全を守り、活力ある社会を生み出すために「打って出る勇気」が必要であることを説く。
【編集担当からのおすすめ情報】
「ケンカ」という言葉に悪いイメージを持ってしまっている人に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
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はじめに なぜ今、「ケンカ」が必要か
第1章 「ケンカ」のできない日本
「礼儀正しい」という誉め言葉を鵜呑みにするな/尖閣「棚上げ論」を黙認したのは敗北だ/問題の先送りが返済不能なツケを生む/「アメリカが守ってくれる」はイリュージョン/同盟国としての価値の高め方/オバマは「ケンカ」のできないリーダー/「アラブの冬」がやってきた/ケンカ音痴の口癖は「刺激したくない」/本当は恐れられている日本人/平和を欲さば、戦争に備えよ
第2章 「情報」を武器とせよ