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ごんぎつね

講談社の名作絵本 

講談社
新美南吉 柿本幸造 

価格
1,320円(本体1,200円+税)
発行年月
2013年01月
判型
A4
ISBN
9784062181594

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森の中にひとりぼっちで暮らす、いたずら狐のごん。ある朝、兵十が川で捕っていた魚やウナギが網にかかっているのを見て、ついいたずら心で逃がしてしまいます。後でごんは、そのウナギは兵十の病気の母親のために捕ったものだということを知ります。ごんは、なんとか償いができないかと行動を起こすのですが…。言わずと知れた名作「ごんぎつね」。子どもの頃、教科書や学芸会でこのお話に触れ、なんて可哀そうなお話なんだと涙した記憶があります。ごんが可哀そうだと思ったのか、兵十に同情をしていたのか、そこのところは覚えていないけれど、子どもながらに切ない気持ちになったのだと思います。切なさを恐れずに、大人になって改めて読んでみると、この物語からは、可哀そうなだけはでない、ごんの純粋な気持ちによる行動、その尊さが浮かび上がってくるのです。ちょっとしたいたずら心から兵十を悲しませることになってしまったと後悔するごん、何とか喜んでもらいたい一心で栗や松茸を運ぶごん、せっかく行った善意を神様に取られてつまんないやと思うごん。なんて人間くさく愛らしいのでしょう。まるで子どもそのものです。そんなごんの気持ちが兵十に届くのは、少し遅かった。それでも、その一瞬でも兵十とごんとの心が通じ合ったという事実に、不思議と心があたたまってくるのです。柿本幸造さんが描くごんは、いたずら狐らしくすばっしこく、クリクリとした目には愛嬌があります。そんなごんが、澄みきった空の素朴な村の風景の中を走り回る姿。その美しく魅力的な絵もまたそんな気持ちにさせてくれているのかもしれません。子どもでも大人でも、その感性を読むたびに揺さぶってくる物語「ごんぎつね」。改めておすすめしたくなりました。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)


新美南吉さんが17歳の時の作品だそうです

昔の人々は 村の人と 共存して暮らしていました

川の魚や 山の物をとって 暮らしていたのです。へいじゅうが川でとった魚をいたずらしてにがした きつねのごん
ごんぎつねも ひとりぼっちで暮らしていたので 村へ行っていたずらばかりしていました

ところが へいじゅのおっかさんが死んでしまって、一人暮らしになった へいじゅうをみて  ごんぎつねは 反省するのです

へいじゅうに 魚や くりを届けに行くのですが・・・・

へいじゅうは不思議に思い・・・
ある日ごんぎつねを見つけ  前に 母親に食べさせようとしたウナギを捕られたことを思い出しました
へいじゅうは とっさに 鉄砲で撃ったのです
悲しい結末ですが・・・・・

良いお話しです 
しみじみと 新美南吉さんの 優しさを感じました(にぎりすしさん 60代・京都府 )


【情報提供・絵本ナビ】

内容情報
[BOOKデータベースより]

りょうしんのいないこぎつね「ごん」は、村へでてきてはいたずらばかりして村人をこまらせていました。ある日、兵十がびょうきのおかあさんのためにつかまえたうなぎを、いたずらでとってしまいます。ごんはつみのつぐないをするのですが…。

[日販商品データベースより]

いたずら狐のごんは、兵十が川で捕った魚やウナギを逃してしまいます。しばらくして兵十の母親の葬列を見たごんは、そのとき逃がした魚やウナギは、兵十が病気の母親のためにとっていたのだと気づきます。
なんとかおわびをしたいと思う、ごん。けれど、ぬすんだ鰯を兵十の家になげこんで、かえって迷惑をかけてしまいます。ごんは心を入れ替え、自分の力で償いをはじめます。
けれど兵十は毎日届けられる栗や松茸の意味がわからず、神様のおかげだと思い込んでしまいます。
翌日、ごんが家に忍び込んだことに気づいた兵十は、またいたずらに来たのだと思いこみ銃口をむけます……。
「ごん、おまえだったのか。いつも、栗をくれたのは。」というラストは、涙なしには読めません。教科書でもおなじみの新美南吉の名作を、柿本幸造のやわかくあたたかい絵で絵本化。

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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)

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あおひなレストラン

ビックリ!

話自体、良くできていておススメです。(有名な作品なので、いまさら言うまでもないかも知れませんが…)
驚かされるのは、これを作者が書いたのが17歳の時らしい、ということ。スゴイですね。

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