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- 深重の海
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- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2012年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087450064
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
作家・伊東潤さんのコメント
津本陽氏が昭和五十三年の直木賞を受賞したこの作品の舞台は、鯨取りの本場として名高い和歌山県太地である。江戸初期、太地では網取り漁法の開発に成功し、大きな繁栄を迎える。しかし江戸末期になると、米国の捕鯨船との捕獲競争に巻き込まれ、太地の鯨漁は急速に衰える。そうした中、無理な状況下で鯨漁を敢行し、「大背美流れ」という遭難事件が起こる。この物語は、太地の盛衰と一人の青年の成長を描いた名作中の名作である。私はこの作品の世界観を受け継ぎ、2012現在「小説宝石」誌上で『巨鯨の海』というタイトルの連作短編を掲載している。2013年には単行本となるので、ぜひお手に取っていただきたい。
[BOOKデータベースより]
紀伊半島は南東部、太地湾辺りは古くから鯨取りで栄えた土地柄である。明治11年12月24日、熊野灘の沖に現われた一頭の巨大鯨。小舟に乗った数百人の男たちが立ち向かう。これが大遭難、世にいう“背美流れ”の発端となり、慶長年間からの伝統的な捕鯨組織が崩壊しはじめる。明治の激流に呑まれ、滅びゆく運命をたどる海人たち。愛と闘いをドラマチックに描いた感動の長編。第79回直木賞受賞作。
[日販商品データベースより]"滅びゆく古式捕鯨の悲劇を描く
明治11年、捕鯨史上の大遭難となった熊野沖の“背美流れ""。それは長年栄えた古式捕鯨衰退の始まりでもあった。時代に置き去りにされるものたちの叫びと愛を描く傑作長編。直木賞受賞作。
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