- 世界経済危機における日系企業
-
多様化する状況への新たな戦略
Minerva現代経済学叢書 112
- 価格
- 6,050円(本体5,500円+税)
- 発行年月
- 2012年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784623062812
[BOOKデータベースより]
世界経済危機のもと、日本経済はその激変の渦中にあり、日本企業もまた変化する状況に即応するため、様々な努力を重ねている。本書は、企業活動の背景にある日本経済の現況を把握し、グローバルに活路を見出しつつある日本企業の実態を明らかにする。また今後も日本経済・日本企業に影響を及ぼす金融危機後の世界経済の現状にも注目し、これからの展開と課題を検証する。
戦後の世界景気循環と日本―1973年と2008年の恐慌
第1部 日本経済の変容:流通・中小企業・労働(流通システムの変化と総合商社;賃金デフレと主流派マクロ経済政策の破綻;中小製造業の競争力を支える人材の職種―大阪府内企業の業態別分析より;東京電力福島原発事故の歴史的背景―サッチャーの「地球温暖化CO2説」を中心に)
第2部 日本の貿易と日系企業の海外展開(多国間通商協定GATTの構想と誕生プロセス;貿易協定の半世紀とその変化;世界経済危機前後の日本貿易;日経縫製産業の東アジア生産ネットワーク;タイにおける日経中小製造業のグローバル事業展開;韓国の対日貿易赤字と日系企業の進出;日本にとってのアフリカ、CFAフラン諸国―1990年以降の日本とCFAフラン諸国お経済関係;世界の水ビジネスと日本企業)
第3部 金融危機後の世界(イギリス金融危機とBOEの信用秩序維持政策;人民元「国際化」の現状と限界)
企業活動の背景にある日本経済の現況を把握し、グローバルに活路を見出しつつある日本企業の実態を解明。今後も日本経済・日本企業に影響を及ぼす金融危機後の世界経済の現状にも注目し、今後の展開と課題を検証。
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〈目次〉
はしがき
序 章 戦後の世界景気循環―1973年と2008年の恐慌―
第T部 日本経済の変容‐流通・中小企業・労働
第1章 流通システムの変化と総合商社
第2章 中小企業の変化と新たな戦略
第3章 主流派マクロ経済学の破綻と賃金デフレ
第4章 競争力を担う人材の確保・育成
第5章 エネルギー政策の展開
第U部 日本の貿易と日系企業の海外展開
第6章 貿易協定の半世紀
第7章 世界経済危機前後の日本貿易
第8章 東アジア生産ネットワークと日系縫製産業
第9章 中小製造業とタイの外資導入政策
第10章 韓国の対日貿易赤字と日系企業誘致
第11章 西アフリカCFAフラン諸国における日本企業
第12章 世界の水ビジネスと日本企業
第V部 金融危機後の世界
第13章 ユーロ圏周辺国の債務危機
第14章 欧州金融危機とイギリスの信用秩序維持政策
第15章 人民元「国際化」の現状と問題点
あとがき
索 引