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[BOOKデータベースより]
「コンピュータ付きブルドーザー」と呼ばれた頭脳と行動力で、高等小学校卒から五四歳で首相の座に就いた田中角栄。「新潟三区」という雪深い地盤に“利益誘導”を行い、「日本列島改造」を掲げた角栄は、戦後政治の象徴だった。だが彼の金権政治は強い批判を浴び、政権は二年半で終わる。その後も巨大な「田中派」を背景に力を持ったが、ロッキード事件では有罪判決が下った。角栄を最期まで追い続けた番記者が語る真実。
第1章 青少年期の思い
第2章 政治の世界へ―無名の一〇年間
第3章 新潟三区―越山会と越後交通という力の源泉
第4章 閣僚としての手腕―岸・池田政権時代
第5章 権力トップへの道程―佐藤栄作の値踏み
第6章 首相時代―頂点からの滑落
第7章 ロッキード事件の衝撃―刑事被告人へ
終章 「今太閤」の栄光と死―判決後の圧勝と田中派離反
卓抜した頭脳と行動力で、高等小学校卒から54歳で首相の座に就いた田中角栄。戦後民主主義の中から生まれ、民衆の情を揺さぶり続けた男の栄光と蹉跌。角栄を最期まで追い続けた番記者が語る真実。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「近現代史<昭和・平成>」レビューコメント
田中角栄が新潟で生まれ、上京し、事業で成功し、戦後代議士となり、大臣、自民党幹事長、総理大臣に上り詰め、その後のロッキード事件など、それぞれの時代背景がよくわかります。特に刑事被告人として迎えた総選挙で大量得票で当選した当時の新潟の状況について、なぜ新潟3区で田中角栄が必要とされたか、新聞記者であった著者の取材をもとに描かれており、新書としては400ページを超える大著で、中身の濃い一冊だと思います。(明治100年生まれ/男性/40代)
卓抜した頭脳と行動で54歳で首相に就任。退任後も金権政治、ロッキード事件を追及されながら隠然とした力を誇った「今太閤」の真実。