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[BOOKデータベースより]
わかったような顔をして老人になってしまうことを君よ一体命が許すか・毎田周一のことば―希望と勇気の光がここにある。石川県師範学校教授の職を捨て無一物となって仏教の伝道と研究に捧げた生涯。
第1章 早春の微風(人の苦労;雄々しさ;好奇心;錆びついた軸;もっともなこと;早春の微風;山のように;真紅の薔薇;日暮れて道遠し;勝敗;玉葱;胆太く;達人;独立への道;昼寝;生きる歓び;賭;決着;汚濁の自己;倫理性;学者;悠々;沁々と;火花;逞しく;微笑;念仏;愚の骨頂;自己矛盾;このままで;世界の中心;如来;生の抹殺;死刑囚;汝と私;一点の火;逆説;瞞されぬように;考え込む;他力自然;健康;心残り)
[日販商品データベースより]第2章 雑草のうた(自己解放への無韻詩;人生観;道徳;天空快闊;解放の宣言;やくざの歌;雑草のうた;偶然のうた;自由と平和;告白風の散文詩;山葵の利かぬ諷刺詩;真理)
知られざる求道の詩人、毎田周一(まいだ しゅういち)のことば。
「この不安な時代、混迷の時代に、右往左往せず、自分を見失わずに歩んでゆく。悲しみも逆境も悠然と乗り越えてゆく。毎田周一の言葉には、そんな生き方を支え、励ます力があります。
あなたを包みこむようにして、勇気を希望の風が渡っていきます」(編者・コ永文一)
暁烏敏が激賞し鈴木大拙や柳宗悦らに見いだされながらも、隠遁の生活を選んだ毎田周一が今、私たちの胸に沁みる。
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毎田周一(マイダ シュウイチ)
1906年(明治39年)金沢市に生まれる。
浄土真宗の高僧、暁烏敏の薫陶を十代で受け、のちに、西田幾多郎が教鞭をとる京都帝国大学文学部哲学課に学ぶ。終戦後、石川県師範学校教授を辞め長野県上水内郡鳥居村(現在の長野市豊野町)に転居して仏教の研究と伝道の活動をはじめる。最初の著作である『雑阿含無常讃仰』は、暁烏敏が激賞し鈴木大拙や柳宗悦らにも見出されたが、宗派や学会からは距離をおき在野での求道・探究に徹した。
多くの経典解説書や、人間を探究し生きることを励ます言葉の数々を遺し、1967年(昭和42年)心筋梗塞により死去。
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