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[BOOKデータベースより]
2009年夏、日本で初の民意に基づく政権交代が起こった。だがその後の民主党政権は、小沢をめぐるカネの問題に苛まれ、鳩山、菅、野田と首相が代わるたびに政策が大きく変容、離党者が相次ぎ、「決められない政治」が続いた。当初、八割近くの人びとが支持した政権交代とは何であったのか。本書は、民主党政権の軌跡を辿るとともに、政権交代を経ても、なぜ民意を反映しない政治が続くのか、その問題を明らかにする。
序章 政権交代神話と二大政党制神話
[日販商品データベースより]第1章 民主党政権の誕生(政権交代の予兆―小泉退陣から麻生内閣へ;政権交代の内実―自民党への不信)
第2章 混迷―鳩山の迷走から菅政権へ(鳩山内閣と普天間基地移設問題;菅内閣発足と参院選―「政治主導」の修正;脱小沢路線の内憂外患―中国漁船問題とTPP)
第3章 凋落、挙党体制の試み―大震災の衝撃から野田政権へ(東日本大震災と原発事故への対応;菅政権の延命策動;野田内閣下のマニフェスト修正;民主党政権の終焉―自公との協調と小沢離党)
終章 民主主義再生は可能か(代議制民主主義の機能不全;より良い政治のためには)
民主党政権は、日本政治に、混迷と停滞しか残さなかったのか…。民主党政権の軌跡を辿るとともに、政権交代を経ても、なぜ民意を反映しない政治が続くのか、その問題を明らかにする。