- アメリカの財政と分権 第6巻
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松山大学研究叢書 第73巻
アメリカの年金システム
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2012年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784818822290
[BOOKデータベースより]
社会保障年金と雇用主提供年金の二層構造として提供されてきたアメリカの年金システム。自由の理念と自助の規範を原則とするその年金システムの特質と形成・発展プロセスを分析する。
序章 アメリカ・モデルの実像
第1章 年金システムの構造
第2章 「福祉資本主義」モデルとその問題
第3章 社会保障年金による基礎的保障
第4章 企業年金における受給権保護
第5章 社会保障年金の「危機」と調整
第6章 企業年金の再構築
終章 アメリカ的理念の構造と評価
401(k)プランの急成長に代表される企業年金の劇的な変化と、ここ30年にわたり根本的な制度変更がない社会保障年金の安定性が意味するものは何か。自由を奉じるアメリカでこそ培われてきた独自の論理体系の発展史と、それが持つ現代的意義を解き明かす。