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[BOOKデータベースより]
かつての日本では「古典」に対する「知」を紐帯とする文化圏が公家・寺家・武家を中心に形成されていた。それらは、漢詩文・和歌の詠作やそれにともなう本文研究・註釈といった学的営為の中で連綿と継承されていった。しかし、そのような「正統」とされる「知」が形作られる一方で、新たな文化圏を形成する知の蠢動があった―これらの「もう一つの古典知」が、中世・近世社会をどれだけ豊穣にしていったのか、さらに、近代日本にどのような影を投げかけたのか。多面的な「知」の諸相やダイナミックに変容する「知」のありようを照射することで、豊穣なる日本の知の動態を捉える。
序言 もう一つの古典知への誘い
[日販商品データベースより]中世日本と複数の公共圏
日羅渡米説話からみた聖徳太子伝の「古典知」
「師子」と幸若舞曲―『元徳二年三月日吉社并叡山行幸記』を始点として
楊貴妃の双六―幸若「和田酒盛」の世界
褻の和歌と「俳諧」―『再昌草』の贈答歌を読む
鷹書における恋と女の秘伝―『女郎花物語』を端緒として
ゴシップの公共圏
元和版『下学集』と『太平記鈔』―近世極初期辞書の増補資料の一端と「もう一つの古典知」同士の交叉をめぐって
「太平記」を纏う物語の展開―実録『慶安太平記』を軸として
異国戦争を描く歴史叙述形成の一齣―“薩琉軍記”の成立と享受をめぐって
江戸時代の西本願寺と出版
雑纂という形式―近世真宗における絵解き本と図会物
紀州藩蔵書形成の一側面―伴信友と長沢伴雄
古典知としての近世観相学―この不思議なる身体の解釈学
幕末明治のかわら版と公共性
「もう一つの古典知」が、中世・近世社会をどれだけ豊穣にしたか、近代日本にどんな影を投げかけたか。多面的な知の諸相やダイナミックに変容する知のありようを照射することで、豊穣なる日本の知の動態を捉える。