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[BOOKデータベースより]
陶淵明といえば、世俗を捨て悠然と暮らした隠逸詩人というイメージが強いが、果たしてそれは本当の姿なのだろうか。その詩からは、農夫として生きることを選んだ彼が、生きている今を楽しむことで、官界への未練と死への恐怖を乗り越えた様子がありありと読み取れる。後世、陶淵明を慕った白楽天との対比により、ふたりの詩人がうたい続けた喜びを追い、新たな詩人像を描き出す。
第1章 陶淵明や白楽天とともに味わう生きる喜び―東洋人の幸福(幸福の中身―仕事の充実とプライベートの喜び;田園詩人陶淵明の旅立ちの歌―「五柳先生伝」)
[日販商品データベースより]第2章 仕事の充実―農耕の喜び(官界への思い;農夫として生きる)
第3章 日々の生活の中での喜び(愛の喜び―子供・友人・女性;衣食住の喜び―貧窮を誇り、酒を愛し、廬に憩う;読書の喜び・琴を弾く喜び;田園の風景)
第4章 二つの大問題―官界への未練と死の悲しみ(官界を断ち切って―帰りなんいざ;死の悲しみとの戦い;一生に満足、だが―「自祭文」)
第5章 後の詩人にとっての陶淵明(李白;杜甫;柳宗元;白楽天;蘇軾;浦上玉堂)
自分が快適だと思う生き方を選び、田園生活の充実と生きる喜びを追求することで死への恐怖を克服した陶淵明。後世、最も影響を受けた白楽天との対比により、ふたりの詩人がうたい続けた喜びの意味を読み解く。