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- 花のもの言う
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四季のうた
岩波現代文庫 B203
- 価格
- 1,078円(本体980円+税)
- 発行年月
- 2012年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006022037
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[BOOKデータベースより]
西行、定家、和泉式部を始めとする中世や平安の歌人を中心に「万葉集」から近世俳諧までの歌や句、「源氏物語」や「枕草子」「徒然草」などの文章を引いて、春夏秋冬それぞれの季節を彩る花、植物、風物がどのように歌われ、描かれているかをたどり、それらの作品に込められた古人の自然観や美意識を解読する。平明な語り口のなかに、蓄積された古典文学の豊かな学識が随処に姿を見せる。日本の古典詩歌の世界に読む者を誘い、古典文学の魅力を解きあかす随想集。
1章 春の夜の夢の浮橋(春の七草;桜井の里・信楽の里 ほか)
2章 夏の野の繁みに咲ける(卯の花咲ける玉川の里;あふちの風 ほか)
3章 秋くれば常磐の山の(秋の七草;蛙の小魚 ほか)
4章 冬ながら空より花の(霰;洛北を歩く ほか)
5章 雲のはたてにものぞ思ふ―百人一首抄(月;雪 ほか)