- ヘタな人生論より枕草子
-
- 価格
- 726円(本体660円+税)
- 発行年月
- 2012年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784309411590
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[BOOKデータベースより]
インテリ女性が好き放題書いたエッセイ―しかし、『枕草子』を荻野流に読みとくと別の顔が浮かび上がる。それは、華やかだが権謀術数渦巻く宮廷世界で「美しさ」を手放すまいと懸命に足掻いた一人の人間の姿だった。どれほど現実が酷くても「みっともなく、みじめなこと」を忌み、「優雅」のなんたるかを忘れなかった清少納言の美意識から、私たちが学ぶことは多い。
1章 省みる―いるいる“幼稚な”人…でも、本当に彼らを笑えますか(にくきもの―「だらしなさ」と「おおらかさ」は違う;ありがたきもの―「常識だろ」は、もはや通用しない ほか)
2章 躾ける―“行儀わるい”ふるまいに慣れてしまっていませんか(人ばへするもの―子育ての要諦は、じつはシンプル;うつくしきもの―わが子は「うつくし」だけではないから愛しい ほか)
3章 磨く―“意固地”になったまま、足踏みしていませんか(めでたきもの―「抜け道」を当然に思う恐ろしさ;つれづれなぐさむもの―意味もない無愛想は人を鬱屈させる ほか)
4章 交わる―“独り善がり”のつき合い方で他者を苦しめていませんか(いとほしげなきもの―同情心は「ややこしい」;心ゆくもの―「生」の手触りは、人と人との間にある ほか)
5章 修める―“余裕がない”ために生き方が浅くなっていませんか(うれしきもの―死中にあって、いかに活を求めるか;胸つぶるるもの―人の心の奥行きに、思いを到らせたい ほか)