マーケティング・コンセプトを問い直す

状況の思考による顧客志向

有斐閣
栗木契　

• 価格: 3,300円（本体3,000円＋税）
• 発行年月: 2012年05月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784641163942

内容情報

[BOOKデータベースより]

「顧客志向」を標榜しながら、なぜ売り逃すのか。マーケティングの空転に直面する企業は後を絶たない。これは単なる不注意ではなく、理論的な構えの問題である。本書は「状況」の成り立ちに注目することで、顧客志向と顧客決定論の違いを指摘し、経験至上主義と法則至上主義の見直しを鋭く迫る。今後、顧客志向の実践において、いかなるアプローチが必要となるかを深く考察した渾身作。

状況の思考としてのマーケティング・コンセプト
第１部　起ち上がる秩序（マーケティングの生成を振り返る；事業システムの競争プロセス―家庭用テレビゲーム産業に見る逆転劇）
第２部　戦略の感度（顧客志向の標的；プロットで読み解くマーケティング）
第３部　制御の迷宮（競争行動の罠；デザインの罠；マーケティング・リサーチの罠）

[日販商品データベースより]

市場で繰り返し誕生し消滅する「状況」が、マーケティングの実務と理論に及ぼす影響を解明、経験至上主義と法則至上主義の見直しを鋭く迫る。どんなアプローチが今後のマーケティング戦略に必要となるかを深く考察。