- ティンカーズ
-
Ex libris
Tinkers.- 価格
- 2,310円(本体2,100円+税)
- 発行年月
- 2012年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784560090213
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[BOOKデータベースより]
退職後、時計修理を営んできた80歳のジョージ・ワシントン・クロスビーは、死の床で、自宅がばらばらに崩壊する白昼夢を見る。記憶や思い出の数々が脳裏に浮かんでは消えていくなか、鮮明に思い出したのは、11歳のとき、貧しい行商人だった父ハワードが、クリスマスイヴの夕食の準備のさなかに癲癇の発作におそわれた光景だった。ジョージは父が頭を床に打ちつけないようおさえつけていた指を強く噛まれ、それを見た妻キャスリーンは、夫を施設に入れることをひそかに決意する。その計画を知ったハワードは絶望し、いつものように行商に出たまま、二度と戻ることはなかった。病を苦にし、家を出た父の意識の流れ、牧師だった祖父のエピソードなど、現代を含むさまざまな時間軸の物語が、18世紀の時計修理手引書からの抜粋や手書きの文章とともに織り上げられていく。死にゆくジョージが最後に思い出した光景とは…驚異の新人による奇跡のデビュー作。2010年度ピュリツァー賞受賞作。
[日販商品データベースより]死の床に横たわる時計修理人の脳裏を去来する、行商人だった父の記憶、時計の神秘、生のきらめき…。3世代の男の不器用な人間模様を、痛切なまでに鮮やかに描き出す。〈受賞情報〉ピュリツァー賞(2010年度)