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[BOOKデータベースより]
書の力、筆の魅力(筆であそぼう!Tシャツに落書きしたよ;町の中の筆文字さがし;どっちがおいしそうかな?;手紙もいいもんだ;いろいろな花が咲いたよ ほか)
すずりや「書の美術館」(「がんばろう日本」うどよし;「人」慈雲;「乞食放浪」須田剋太;「鳥」森田子龍;「般若心経」池田満寿夫 ほか)
手で文字を書く機会が少なくなった今、手で書くことの大切さ、書の奥深さを知るシリーズ。人が手で書いた文字には、自ずと書き手の個性やその時の心情が表れる。「書」には巧拙だけではない魅力があることを伝える。
字が下手で、習字も苦手だった自分「書」に関心を持ったのはパフォーマンス書道であり、相田みつをであり、博物館でみかけた破天荒な墨の世界であり…と、思い切り邪道な興味本位なのですが、この絵本は「それでいいのだ」と答えてくれました。
筆で描く文字は、文字ではなく表現なのです。
この発想は習字を苦手とする人にとっては「目からウロコ」なのではないでしょうか。
看板であったり、「落書き?」であったり、食堂のサンプルケースであったり、日頃目にしていながら「書」とは無縁だと思っていたところから「書」の世界への誘いは、多少強引な気がしないでもないのですが、読み進んでいくと「ナットク」に変わりました。
様々なサンプルに、文字や言葉の意味ではなく、各人の心や思いが込められているのだと感じました。
この絵本は子どもを筆アレルギーや、書き方教室コンプレックスから解放してくれる本だと思います。
(ヒラP21さん 50代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】