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[BOOKデータベースより]
えりも岬や百人浜の森林は、豊かな漁場をもたらし、日高昆布などを採っていた。岬に暮らす人たちは、ストーブの燃料に森の木を切ったため、しだいに森の木が減り、はげ山に変わっていった。砂漠化した岬の砂が海に流れ込み、漁場が荒れていった。魚や昆布の収穫が減った漁民たちが立ち上がり、漁場を取り戻す行動を起こした。岬に植林し、原生林をよみがえらせることだった。しかし、一度緑を失った大地は、容易に人々を近づけず、長い長い苦難の始まりだった。やがて、草が、木が根付き、森がよみがえった。これは、その苦難の物語である。
豊かなえりも岬
消えた原生林と赤くなった海
えりも砂漠を緑の森に
海藻(ゴダ)が草地を広げる
流氷が奇跡をおこす
森林が恵みの海を造る
アザラシと分け合う海の幸
砂漠化したえりも岬は、いかにして蘇ったのか。えりも岬の緑化事業の苦闘の歩み、はげ山に森を蘇らせた苦難の物語をわかりやすく綴る。一度失った自然の森を取り戻すことがいかに困難であるかを語りかける。
全頁試し読みで読みました。襟裳岬と言ったら、森進一の襟裳岬をついつい口ずさんでしまいます。日高昆布も品質がよいのと高級品というイメージがあるから、昆布を買うならやっぱり日高昆布を買いたいと思いました。襟裳岬には、一度でいいから行ってみたいし、日高昆布も買ってきたいと思いました。(押し寿司さん 60代・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】