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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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- hamachobi
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やっぱりパオロ・バチガルピは最高だ
やっぱり、このパオロ・バチガルピは最高だ。早川書房の新しいシリーズ、「新☆ハヤカワ・SF・シリーズ」の第2弾は、昨年『ねじまき少女』で鮮烈な日本デビューを飾ったバチカルピの短篇集。
『ねじまき少女』は、「SFが読みたい!2012」で発表された昨年の海外SFベストテンでは、惜しくもイーガンに続いて2位となったが、私的には断然1位の作品。この短編集でも、その「ねじまき少女」で描かれた世界でのストーリーも収録されていて、「ねじまき少女」を読んだ人も、これから読む人も楽しめる作品。
その2作品、「イエローカードマン」と「カロリーマン」以外にも楽しめる作品が盛りだくさん。「SFマガジン」で掲載された時にも読んではいたが、こうやって1冊にまとまって読むことができるようになり、なお一層、彼の作品世界が、21世紀の現実世界の有り様を、うまく先取りしている感じがよく分かる。
収録作品の中では、表題作の「第六ポンプ」も現代の知性の劣化の状況へのブラックなユーモアが感じられて良かったし、「不ルーテッドガールズ」もインモラルな感じで好みな作品だった。
早く、長編第2弾も翻訳されるといいなぁ。
[BOOKデータベースより]
化学物質の摂取過剰のため、出生率の低下と痴呆化が進行したニューヨーク。市の下水ポンプ施設の職員である主人公の視点から、あり得べき近未来社会を描いたローカス賞受賞の表題作。石油資源が枯渇し、穀物と筋肉がエネルギー源となっているアメリカを舞台に、『ねじまき少女』と同設定で描くスタージョン記念賞受賞作「カロリーマン」。身体を楽器のフルートのように改変された二人の少女を描く「フルーテッド・ガールズ」ほか、本邦初訳5篇を含む全10篇を収録。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス受賞の『ねじまき少女』で一躍SF界の寵児となった著者の第一短篇集。
[日販商品データベースより]環境汚染の影響から、少子化と低知能化が進んだ近未来を描くローカス賞受賞の表題作、「ねじまき少女」と同設定で描かれたスタージョン賞受賞作「カロリーマン」他、全10篇を収録する第1短篇集。