- ドラマティック百人一首
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- 価格
- 713円(本体648円+税)
- 発行年月
- 2011年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784479303633
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[BOOKデータベースより]
許されぬ愛に燃え上がる炎、出世できない男の嘆き、夫の帰りを待つ妻の恨み節、長生きの孤独と寂しさ、恋心を隠しきれない爽やかラブレター―藤原定家が選んだ百首の宇宙とはどんなものか?そこに秘められたメッセージとは?背景を知れば、もっと面白くなる。
秋の田の仮庵の庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)
春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香久山(持統天皇)
あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む(柿本人麻呂)
田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人)
奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫)
かささぎの渡せる橋におく霜の白きをみれば夜ぞふけにける(中納言家持)
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも(阿倍仲麻呂)
わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり(喜撰法師)
花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに(小野小町)
これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)〔ほか〕