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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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- せみまる
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意外に本格ミステリ
五編からなる短編集。表題作の奇妙なタイトルには心惹かれるものがあります。巻末の著者の解題によると、量子力学ネタで書いてみたかった、とのこと。内容はロアルド・ダールの有名な短編小説を思い出させます。
他の作品では「北欧二題」が好みです。カタカナを排した特異な文章と、おそらくは著者自身をモデルとした青年が遭遇するエピソードは、北欧における日常のなかの奇妙な風景を描き印象的。
いずれの作品も、奇妙な味の一歩手前で本格ミステリとなっていることに著者の志向が窺え、内容もヴァラエティに富んだ佳品集だと思います。
[BOOKデータベースより]
このこぢんまりとした酒場に入ったのは、偶々のことだ。そこで初対面の男に話しかけられたのも、偶然のなせるわざ。そして、異様な“賭け”を持ちかけられたのも―。あまりにも意外な結末が待ち受ける、一夜の密室劇を描いた表題作ほか、極北の国々を旅する日本人青年が遭遇した二つの美しい謎「北欧二題」など、本格の気鋭が腕を揮ったバラエティ豊かな短編ミステリの饗宴。第六十四回日本推理作家協会賞受賞作を含む、五つの謎物語。
[日販商品データベースより]初対面の男から持ちかけられた、謎めいた「賭け」の行方は…。予測不可能の結末が待ち受ける、奇妙な一夜の密室劇。5つの謎物語を収録。本格の気鋭が技巧を尽す短編集。〈受賞情報〉日本推理作家協会賞短編部門(第64回)