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- 勝ち続ける力
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- 価格
- 482円(本体438円+税)
- 発行年月
- 2011年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101374727
ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
夏と言えば試合、大会。だいたい大きな大会が夏にはあって、学校生活最後の年は引退試合だったりする。試合はもちろん「勝つ」ことが重要で、たとえ力の差が大きく明らかに負けることが分かっていてもやはり「勝つ」つもり挑まなければダメ。大学の時、格上の選手(確か自分が2回生で相手は4回生)から3点ほど先取した時、相手が本気になってそのあと1点も取れずにけちょんけちょんにされたことがある。一矢報いてやる。そう思って臨んだ試合は、緊張もなく体がよく動いた。この本では、忘れることが重要と書いている。なるほど。試合のその場ではあれやこれや考えるのではなく、頭はからっぽにして(忘れて)動いた方がスムーズかもしれない。それまでに、考えなくても体が十分動くほどトレーニングする必要はあるけれど、勝負の真っ最中復習をしているヒマはない。人生も同じような気がする。いろいろ学んでいることを体得して、ここぞという時には知識・経験から総合判断を瞬時に下さなければならない。なかなか失敗や後悔も多いけれど、だから人生は面白いのだと思う。自分の人生に「勝ち続ける力」この夏、棚から引っ張り出してもう一度読んでみたい。
[BOOKデータベースより]
勝つためには忘れなくてはいけない―。翻訳界の巨匠が聞き出した、天才棋士の勝負強さの秘訣とその美学。
第1局 勝つために忘れる(プロ棋士は「天才集団」;羽生善治という存在;だんだん人間が追いつけなくなる ほか)
第2局 将棋の手はマイナスばかり(敗者に逃げ場はない;対局室という特別な空間;OEDを作る情熱と同じ ほか)
第3局 紙一重を見切る方法(柳瀬尚紀とは誰か;ジョイス語と将棋;将棋・人間・人工知能 ほか)