フェミニズム正義論

ケアの絆をつむぐために

勁草書房
有賀美和子　

• 価格: 2,970円（本体2,700円＋税）
• 発行年月: 2011年08月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784326653645

内容情報

[BOOKデータベースより]

人は皆、ケアを必要とする存在である。リベラリズムの普遍主義を問い直し、依存する他者に対し柔軟に応じうる規範理論を構想する。

序章　フェミニズム正義論の意味するもの―ケアワークの再分配を軸として
第１章　フェミニズムによる正義論の射程―家族内の正義をめぐって
第２章　家族内の正義を考える―契約に基づくアプローチを軸として
第３章　家族の多元化と親子関係―契約概念導入の可能性
第４章　普遍主義的シティズンシップ論批判の展開―ジェンダー論の視点から
終章　フェミニスト・シティズンシップ論の新展開―市民社会における「ケア権」の構築に向けて

[日販商品データベースより]

現代フェミニズムが発する「正議論」とは、どんな成り立ちをもつのか。人は皆、ケアを必要とする存在。本書では、リベラリズムの普遍主義を問い直し、依存する他者に対し柔軟に応じうる規範理論を構想する。