[BOOKデータベースより]
この世でもっとも巨大な装置で、この世でもっとも小さな物質をつかまえる―深遠な宇宙の謎に挑む壮大なプロジェクト「T2K」とは?子孫のために、我々がやっておかなくてはならない「知の開拓」の物語。
第1章 この世でもっとも大きく、もっとも精密な機械―J‐PARCはニュートリノをいかに作り出すか?(300キロメーターの巨大な「実験室」;がん治療や犯罪捜査でも使われる ほか)
第2章 人は、「小ささ」をどこまで想像できるか?―素粒子概論―原子からクォークまで(どうしてこの仕事についたのですか?;好きなことを仕事にする必要はない ほか)
第3章 「知」が切り拓かれる瞬間―スーパーカミオカンデはニュートリノをいかに捕らえるか?(J‐PARCのイオン源で、一旦H−イオンにしてからH+イオンにすると加速しやすいというのは、どうしてですか?;HIMACについてもっと詳しく知りたいです ほか)
第4章 100年後の世界のための物理学―相対性理論と宇宙について(ライトセイバー同士がぶつかると、ほんとに弾き合うんですか?;オーロラに触れると、雷と同じように感電するんですか? ほか)
日本人ノーベル物理学賞受賞者7人のうち、6人が「素粒子物理学」の研究者――この分野の圧倒的な強さを支えるのは、日本の技術力を結集した「すごい実験」だった! 世界をリードする、とてつもないスケールの実験(T2K実験)について、現場の金髪の異端研究者が、高校生に向けてわかりやすく解説。素粒子物理学とは何か? いつの日か電化製品のようにニュートリノ製品ができるのか? 「物理学は副業、アイドルの追っかけが本業」と豪語する著者の超絶の講義を、イラスト満載でまとめた、サイエンス・エンターテイメント。
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書名から連想されるように、本書は理系の、それも相当ハードルの高い分野である物理の本です。物理と聞いて、嫌悪感を抱く方は多いかと思います。僕もバリバリの文系で、理数系のテストはいつも散々でした。でも、物理の世界はとても興味深く、魅力的な世界なのも確かです。本書の著者である多田氏は、高エネルギー加速器研究機構というニュートリノの実験を行っている機関で助教授を行っている方です。本書は多田氏が中大杉並高校の生徒に行った授業をもとに、物理に関する様々な疑問質問に答えてます。装丁はライト(というより子どもじみてる?)