- 原爆に夫を奪われて
-
広島の農婦たちの証言
岩波新書 黄版 184
- 価格
- 1,122円(本体1,020円+税)
- 発行年月
- 1982年02月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784004201847
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[BOOKデータベースより]
「みんな黒すばり(黒焦げ)じゃけえ、主人がどれやらわかりゃせん…」。爆心地から北へ約十キロ、広島菜の本場川内温井は、建物疎開に動員された男たちの被爆によって、大勢の「ピカ後家」を生んだ。年老いた農婦たちが重い口を開き、凄惨な生き地獄の体験と困苦にみちた生活史を語る本書は、今日の核軍拡を静かに告発する。
番外の夫婦じゃったが(西本セツコ)
苦しみの煮つまった死(門前ツルヨ)
大水害と原爆と(道原シナヨ)
出てきた遺言状(両祖フジヱ)
遺体と寝た母(藤岡キヨノ)
薬指の棺桶(桃木タマノ)
乳飲み子にも放射能が(横丸露子)
生きて戻ったが(野村マサ子)
呉服屋から百姓へ転進(住居治子)
戦争が狂わせた一代(松田ヲチカ)
ピカ後家になって(切戸ヤヱ)
島へ、主人をさがしに(辰本サダ)
病身のわたしを残して(両祖シズコ)
乳飲み子を背負うて(蓼キヌヨ)
励まし合うて生きてきた(高崎ハル)
今も寝られん夜がある(松本みどり)
主人と子供二人の死(横地トシコ)
はてしのない思い(下桶カズ)
死んで戻った主人(杉田チヨコ)