- オデュッセイアの失われた書
-
The lost books of the Odyssey.
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2011年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784560081525
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[BOOKデータベースより]
ホメロスの詠ったイタケの王オデュッセウスは、女神アテナの寵愛あつく知略で知られ、トロイア戦争では神への貢ぎ物と偽った巨大な木馬を使って、トロイアを陥落させたのだった。だが、船で帰国する途中、海神ポセイドンの怒りをかい、何年も海上をさまようはめになる。魔女キルケや、美しい歌で船乗りを惑わせて殺すセイレンなど、数々の困難にあい部下も船も失ったすえに、ようやくイタケへ帰還したオデュッセウスは、不在の20年間に妃ペネロペイアにつきまとっていた求婚者らを、すべて討ち果たしたのだった。―ホメロスが採用しなかった「別バージョンの『オデュッセイア』」である本書では、主人公オデュッセウスは戦場で自分の分身にでくわしたり、死んだアキレウスの身代わりにロボットを創りだしたりと、驚きの新冒険をくりひろげる。唖然とする展開あり、みごとなオチに笑わされる話あり、人生や人間心理の哀しみをしみじみと味わう話ありの、奇想と幻想に満ちた短編集である。
[日販商品データベースより]トロイア戦争の英雄オデュッセウスの冒険を、人間心理に対する深い洞察をもって描く、ボルヘスやイタロ・カルヴィーノの作風に連なる奇想と幻想の短編集。詩的で洗練された言葉で綴られた1冊。