- 在庫状況:品切れのためご注文いただけません
- 民衆という幻像
-
渡辺京二コレクション2(民衆論)
ちくま学芸文庫 ワ11ー3
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2011年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480093851
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 「当たり前」を疑う100の方法
-
価格:990円(本体900円+税)
【2024年03月発売】
- 日本人が知らない台湾有事
-
価格:990円(本体900円+税)
【2024年01月発売】
- 超有名な哲学書50冊を100文字くらいで読む。
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2023年10月発売】
- 生と死を分ける翻訳
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2024年02月発売】
- いちばんやさしいGoogleアナリティクス4入門教室
-
価格:2,728円(本体2,480円+税)
【2023年10月発売】
[BOOKデータベースより]
冬の夜、結核療養所で聞こえた奇妙な泣き声。日中衰弱しきって運び込まれた母娘は、朝を待たずに逝った。それを知った著者は、娘の体をさする瀕死の母親のやせた腕を幻視する―「小さきものの実存と歴史のあいだに開いた深淵」、それは著者の原点にして終生のテーマとなった。近代市民社会と前近代が最深部で激突した水俣病闘争と患者を描く「現実と幻のはざま」、石牟礼道子を日本文学に初めて現れた性質の作家と位置付けた三つの論考、大連体験・結核体験に触れた自伝的文章など39編からは、歴史に埋もれた理不尽な死をめぐる著者の道程が一望できる。
小さきものの死
六〇年安保と吉本隆明・谷川雁―大衆像の問題をめぐって
民衆論の回路
義理人情という界域
現実と幻のはざまで
死民と日常
石牟礼道子の世界―講談社文庫版『苦海浄土』解説
石牟礼道子の時空
石牟礼道子の自己形成
山河にかたどられた人間〔ほか〕