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樋口一葉と斎藤緑雨

共振するふたつの世界

笠間書院
塚本章子 

価格
4,620円(本体4,200円+税)
発行年月
2011年06月
判型
A5
ISBN
9784305705549

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内容情報
[BOOKデータベースより]

緑雨は、一葉日記中で質量ともに最も大きく扱われている時期があった―。明治という時代に翻弄され、苦悩し格闘した一葉と緑雨。従来から指摘されてきた二人の関係をさらに深く検証し、一葉文学の源流と後代における継承を発掘するとともに、一葉との関係を起点にした新しい緑雨像を提示する。

第1部 樋口一葉の文学とその時代(一葉文学の展開;一葉文学の位相;一葉と緑雨)
第2部 斎藤緑雨の文学とその時代(緑雨とその時代;緑雨のアフォリズム)

[日販商品データベースより]

「書く」という行為のなかから、二人は何を生み出そうとしたのか。



緑雨は、一葉日記中で質量ともに最も大きく扱われている時期があった--。

明治という時代に翻弄され、苦悩し格闘した一葉と緑雨。従来から指摘されてきた二人の関係をさらに深く検証し、一葉文学の源流と後代における継承を発掘するとともに、一葉との関係を起点にした新しい緑雨像を提示する。



明治の文学史に一つの書き換えを迫る意欲作。



【一葉と緑雨を、明治における立身出世、新しい恋愛、新しい西洋の学問・思想といった、近代化する時代の中に見るとき、この二人はよく似た面を持つ。どちらも没落士族であり、高い学歴もなく、一家を背負う家長であった。そして、ひどい借金に追いつめられ、結婚せずに生きた。この二人は、当時の他の作家たちと比べて、より苛酷な条件を背負って生きたといえる。一葉も緑雨も、深い疎外感を抱えながら、明治という時代とそれぞれに格闘しているのである。

 女性であるが故に一葉が味わわねばならなかった様々な苦悩に、最も深く共感し得たのは、あるいは緑雨という、男性社会から取り残され、同様の苦悩を抱いた一人の男性作家だったのかもしれない。】--本書より



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