象が踏んでも

回送電車４

中央公論新社
堀江敏幸　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2011年05月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784120042355

内容情報

[BOOKデータベースより]

初の長篇詩、自作とその周辺、風景、写真、そして残像…線路は続く四十五篇。

象が踏んでも
黒飴の瞳
おなじ名を三つ背負って
釣り針のような言葉
真夜中の庭に、ひとつの助詞を
純粋状態の白熊　シモーヌ・ヴェーユの『カイエ』から
仮設避暑地の陽光
疲れのかたち
一二六歩あるいて右
途切れたままの雰囲気を保つこと〔ほか〕

[日販商品データベースより]

賭金は／八年前の旅人が落としていった四つ折りの手紙／盗まれた手紙の／盗まれた文字…。初の長篇詩、自作とその周辺、風景、写真、そして残像。線路は続く４５編。好評シリーズの第４弾。