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[BOOKデータベースより]
「中国」は「近代」性を具えた国家としていかに「興起」したのか。儒学的帝国観を保持しつつ、科学的言説を媒介として、天理的世界観から公理的世界観へ、時勢的歴史観から進化論的歴史観へと変容を遂げ、独自のナショナル・アイデンティティを獲得していく歴程を、中国の歴史資料と文献、中国・西洋・日本の先行研究を博捜し系譜学的に探求する。唐宋から清末民国まで、中国の思想的磁場における初期近代性のありかを探り当てた緻密にして大胆な大作。
「中国」とその「近代」をどのように解釈するか―『近代中国思想の生成』第二版の序(三組の概念―帝国と国家、封建と郡県、礼楽と制度;歴史叙述における国家と帝国 ほか)
序論(二つの中国ナラティヴとその派生態;帝国‐国家二元論とヨーロッパの「世界史」 ほか)
総論 公理的世界観とその自己崩壊(普遍的理性としての科学と近代社会;科学的世界観のメタモルフォーゼ ほか)
補論 システム横断的社会と地域の方法化(二つの地域主義叙述;地方の非地方性―安定と流動の弁証法 ほか)