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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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- はなこ
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美しい日本語で描かれたヴェネツィア
胸をつかれるほど言葉の使い方がきれいでした。
作曲家ヴィヴァルディの史実に基づいた話ということでしたが、音楽にはまったく精通していない私でも充分に楽しむことができました。
エミーリアという1人の女性を通じて、少女から大人になるということ、老いるということ、生きるということを描いている作品です。
考えさせられるというより、いろいろな人物をとおして空気や水のように「感じる」ことができる本です。
こんな繊細な語り口の物語を読んだことがない!
この著者は他にどんな本を書くんだろうと気になってしまいます。
読んだあとはとても優しい気持ちになれる1冊です。
[BOOKデータベースより]
18世紀、爛熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児たちを養育するピエタ慈善院で“合奏・合唱の娘たち”を指導していた。ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる―聖と俗、生と死、男と女、真実と虚構、絶望と希望、名声と孤独…あらゆる対比がたくみに溶け合った、“調和の霊感”。今最も注目すべき書き手が、史実を基に豊かに紡ぎだした傑作長編。
[日販商品データベースより]ヴィヴァルディはピエタ慈善院で「合奏・合唱の娘たち」を指導していた。ある日、教え子のもとに恩師の訃報が届き…。1枚の楽譜の謎に導かれ物語の扉が開かれる。注目の書き手が、史実を基に紡ぎだした傑作長編。