[BOOKデータベースより]
日本最古の大学・足利学校で学問を修めた勘助は、その後、駿河国で囚われの身となったまま齢四十を超え、無為の時を過ごしていた。預かる軍配もなく、仕えるべき主君にも巡り合えず、焦燥だけがつのる日々…そんな折、武田信虎による実子・晴信(のちの信玄)暗殺計画に加担させられることになる。命を賭けた一世一代の大芝居、学友たちとの再会を経て、「あの男」がいよいよ歴史の表舞台へ―。
[日販商品データベースより]今川のお膝元・駿府にて軟禁され、7年の長き雌伏を耐えた山本勘助。その勘助が遂に武田晴信と出会い、歴史の表舞台へと躍り出る…。大好評「早雲の軍配者」に連なるシリーズ最新刊。
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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ぽて
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上手い!
『早雲』を読み終わったときに、ここでおススメしてくれた方がいたので読んでみました。
面白かった!
小太郎が爽やかだった分、余計四郎佐が人間臭さを感じたのかも。
最初の方はアレ?順調に軍配者に進まないぞ?とヤキモキしてたけど途中からぐんぐん活躍していって気分盛り上がり!
辛い思いをしたからこそ伝えることのできる言葉があって、四郎佐をちゃんと認めてくれる人が出てきてホッ。
『早雲』で「軍配者」の活躍が感じられる所が少なかったのが残念だっただけに今作は満足。
読み終わってから表紙をマジマジ。
この下から窺う感じが上手い!
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クレイトスさん
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またしても、読後が気持ちいい歴史小説
軍配者三部作の第二作目。本作は武田信玄(作品では元服前の武田晴信)の軍配者となる山本勘助を中心
描かれている。山本勘助は歴史上謎が多く、人物像に関して諸説ある人物だと言われているのだが、作品
を通じて「著者が最も書きたかったのは勘助なのかな」と感じる場面が多かった。幼い頃の病で変わり果
てた自身の外見に苦労した事もあり、性格は少しひねくれているのだが、主君にひたむきに尽くす姿勢や
人の優しさに素直に感激するあたり、とても日本人好みのキャラに描写されている。
『早雲の軍配者』もそうだが、史実展開を中心とした重厚な戦記物とせずに、あえて主人公や脇に構える
人物の人間性を柱とした作品なので、実にスラスラ読めて疲れない。
読後も清々しい気持ちに浸りながら早く続編が読みたくなり、実際に出版社に電話で聞いてしまった程。
『早雲の軍配者』を面白く感じた人は、買いの一冊だと思う。
『早雲の軍配者』に続く、シリーズ最新巻。駿府国にて軟禁され、長き雌伏を耐えた山本勘助が武田信玄と出会い、遂に歴史の表舞台へと躍り出る!