- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(1週間程度で出荷)
- カラス笛を吹いた日
-
Crow call.
BL出版
ロイス・ローリー バグラム・イバトゥリーン 島式子 島玲子- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2010年11月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784776404330
[BOOKデータベースより]
だぶだぶのウールのシャツの下で膝をかかえこんで、小さな声でささやいてみる。「父さん、父さん。」父さんって言うのは初めてみたい。戦争に行って、長い間、家にいなかった父。「父さん。」と、気軽に呼びかけることさえできない娘。そんなふたりはいっしょにカラス狩りにでかけます。リズはカラスを呼ぶカラス笛をもって、そして、父は、銃をもって―カラスが群れる荒涼とした丘にリズが吹くカラス笛がひびきわたります。作家ロイス・ローリーが、多感な少女時代の自分と父との思い出を、詩情ゆたかにつむぎだします。
[日販商品データベースより]長い間戦争に行っていた父に心を開けないリズ。父はリズにカラス笛をわたし、ふたりでカラス退治に出かける。銃をもつ父にリズは…。多感な少女時代の作者と父との思い出を、詩情豊かに紡ぎ出した絵本。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- マッチ箱日記
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2013年08月発売】
- うみのひかり
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【1997年06月発売】
- 公爵夫人のふわふわケーキ
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2007年02月発売】
美しい絵に魅かれて手に取りました。
やわらかなタッチで描かれている人物の表情が繊細で、生き生きと表現されています。
長い間戦争に行っていた父との間に出来てしまった距離感が、父と娘の二人だけで出かけたカラス狩りの一日の中で少しづつ埋まっていく様子がつづられています。
初めはどこか緊張しているかのような少女の表情が、お話が進むにつれて生き生きと笑顔を取り戻していきます。
作者の実際の体験をもとに描かれた世界には大げさなドラマはなく、ゆるやかに進んでいきますが、読み終えた後に温かいものが残りました。(みのきっちゃん。さん 40代・群馬県 女の子15歳、女の子12歳、女の子9歳)
【情報提供・絵本ナビ】