この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
与謝蕪村考
-
中村稔(詩人)
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2023年10月発売】
-
文豪の素顔 新装版
-
高橋敏夫(文芸評論家)
田村景子
価格:1,848円(本体1,680円+税)
【2022年08月発売】
-
三島由紀夫
-
井上隆史(日本近代文学)
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2009年05月発売】
-
三島由紀夫小百科
-
井上隆史(日本近代文学)
久保田裕子
田尻芳樹
価格:7,700円(本体7,000円+税)
【2021年11月発売】
-
『豊饒の海』の時代
-
松本徹
佐藤秀明
井上隆史(日本近代文学)
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2020年05月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
[BOOKデータベースより]
三島由紀夫は昭和四十五年十一月二十五日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺を遂げた。その死の当日、遺作となった小説『豊饒の海』の第四巻『天人五衰』の最終原稿が、編集者に渡された。ところが、「創作ノート」と呼ばれる三島のノートには、完成作とは大きく異なる内容の最終巻のプランが検討されていた。近年、調査が進んだ「創作ノート」と、『豊饒の海』の重要なテーマである仏教の唯識思想に基づいて、三島が検討していた幻の第四巻の作品世界を仮構し、そこから三島の自死の意味と、三島文学が書かれ、かつ読まれた場である戦後日本の時空間について再考する意欲作。
第1章 幸魂の小説―『豊饒の海』の構想
[日販商品データベースより]第2章 唯識とは何か
第3章 救済の理念としての輪廻
第4章 世界は存在する!
第5章 光明の空に赴く
第6章 虚無と救済の闘争
第7章 神々の黄昏
第8章 五つの観点から―「第四巻plan」ノート再読
第9章 もう一つの『豊饒の海』
第10章 虚無の極北の小説
エピローグ―さらに、もう一つの『豊饒の海』
三島由紀夫没後40年。近年調査が進んだ「創作ノート」と「豊饒の海」の重要なテーマである仏教の唯識思想に基づいて、幻の第4巻の作品世界を仮構する。三島の自死の意味と、戦後日本の時空間について再考する。