[BOOKデータベースより]
そのとき山男は、なんだかむやみに足とあたまが軽くなって、逆さまに空気のなかにうかぶような、へんな気もちになりました。―さて、そのあと、山男にどんなことがおこったか…。それはそれは、なんとも奇妙で摩訶不思議なできごとだったのです。
[日販商品データベースより]仰向けになって空を眺めていた山男。すると、なんだかむやみに足と頭が軽くなって、逆さまに空気のなかにうかぶような、へんな気もちになりました。そのあと、山男にどんなことがおこったか…。
それはそれは、なんとも奇妙で摩訶不思議なできごとだったのです。
とぼけたあたたかさのある水彩画、勢いのある画面展開で物語に引き込まれます。
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なんだかとっても不思議な話でしたが、飯野さんの描きだしてくれた宮沢賢治の世界がとても面白くて、読んでいるうちにドンドン吸い込まれてしまいました。
他の作品にはないようなちょっと攻撃的なイメージの話でした。
宮沢賢治をよく読む友人に「こんな絵本が出てたよ」と見せると、
飯野さんの描かれた「“支那人”がすごく(イメージしていた)雰囲気だった」と驚いていました。
今“支那”という言葉が、一発で漢字変換しませんでした。本の中に表記されているので私も使用していますが、これって、現代の日本語としては、差別用語に当たり、本来は削除される差別用語ですよね。
当時の宮沢賢治はこの言葉を特に意識しないで使っていたんでしょう。平和や愛を意識した彼の作品には、意外と珍しいことのような気がしましたが、当時の日本全体が、大陸の人々を低く見るのがごく自然なことだったのかもしれません。
この絵本を出版するとき、この言葉について問題はなかったのでしょうか?
原文の大切さを考えると変に変えたくないし、こういうのって、難しい問題ですよね……。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】