[BOOKデータベースより]
王国の行く末を左右しかねない、政治的な運命を背負っていたエリンは、苛酷な日々を、ひとりの女性として、また、ひとりの母親として、いかに生きていたのか。時の過ぎ行く速さ、人生の儚さを知る大人たちの恋情、そして、一日一日を惜しむように暮らしていた彼女らの日々の体温が伝わってくる物語集。
[日販商品データベースより]祝!アンデルセン賞作家賞受賞「自然や生き物に対する優しさと深い尊敬の念に満ちた」累計200万部突破の壮大なファンタジー!!
120万部突破の人気シリーズ「外伝」登場
エリンとイアルの同棲時代、師エサルの若き日の苦い恋、息子ジェシのあどけない一瞬……。
本編では明かされなかった空白の11年間にはこんな時が流れていた!
ずっと心の中にあった
エリンとイアル、エサルの人生――
彼女らが人として生きてきた日々を
書き残したいという思いに突き動かされて書いた物語集です。
「刹那」はイアルの語り、「秘め事」はエサルの語りという、
私にとっては珍しい書き方を試みました。
楽しんでいただければ幸いです。
上橋菜穂子
【本書の構成】
1 エリンとイアルの同棲・結婚時代を書いた「刹那」
2 エサルが若かりし頃の苦い恋を思い返す「秘め事」
3 エリンの息子ジェシの成長を垣間見る「はじめての…」
【著者プロフィール】
上橋菜穂子 (うえはし なほこ)
1962年東京生まれ。
立教大学大学院博士過程単位取得。現在(2010年)、川村学園女子大学教授。専攻は文化人類学。オーストラリアの先住民アボリジニを研究。
1989年に『精霊の木』で作家デビュー。
『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、サンケイ児童出版文化賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人 来訪編・帰還編』(小学館児童出版文化賞)、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)などで数々の賞を受賞。
ほかの作品に「守り人」シリーズ完結作『天と地の守り人』三部作や、『虚空の旅人』『蒼路の旅人』『流れ行く者』などがある。
2009年1月より、『獣の奏者 1闘蛇編』『獣の奏者 2王獣編』がアニメ化され、NHK教育テレビにて放送。
上橋作品は世界中で出版が始まっており、『精霊の守り人』は、バチェルダー賞(米国で出版された翻訳児童文学の中で最も優れた作品に与えられる賞)を受賞。
『獣の奏者』1・2も、フランス、ドイツ、スウェーデン、韓国、タイなどで翻訳が始まっている。
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獣の奏者を読み終わってから読むと良いでしょう。
エリンが出産するときの話や、エサル師の若い頃の恋愛や、ジェシが乳児だったころの秘話、、、面白すぎて一気に読んじゃいます。そして、結構泣けます。
この作家さんは、いつも、人としてどうあるべきか、生き物にどう接するべきか、いろいろ考えさせられる作者です。(えみりん12さん 30代・東京都 女の子3歳)
【情報提供・絵本ナビ】