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[BOOKデータベースより]
戦争と人をめぐる旅。語り伝える人びとをたずねて。『月刊自然と人間』連載ルポルタージュ「あの日、日本のどこかで」待望の単行本化。
レジャー湖の水底で起こっていたこと―神奈川県・相模湖ダム
地図から消された、毒ガスの島―広島県・大久野島
8月は、もうひとつの鎮魂の月―京都府・舞鶴 浮島丸事件
骨を掘る、若者たち―北海道宗谷郡・猿払村
ひとの命の重さが計られた―長野県・松代大本営
「首都防衛」の名残りを歩く―千葉県・館山
「従軍慰安婦の碑」は語る―千葉県・かにた婦人の村
大都会のミステリー、人骨の謎を追う―東京都・陸軍軍医学校跡地
異国で被爆した人びと―長崎県・岡まさはる記念長崎平和資料館
朝鮮半島との古い交流と、あの戦争―大阪府・タチソのトンネル群〔ほか〕
日本の各地に残る「戦争の爪痕」の現在を訪ね、そこに生きる人たちに取材し、「戦争とは何か」を探る。『月刊自然と人間』連載ルポルタージュ「あの日、日本のどこかで」、待望の単行本化。〈受賞情報〉平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞(第16回)
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[商品紹介]
集まれ怪しい探検隊!
「『この島のことは、誰にも話してはいけない。島からは何ひとつ、持ち帰ることを許されない』――戦時中、大久野島(おおくのしま)で働いていた人々が、きつく言い渡されていたことである。大久野島は瀬戸内海にある千以上もの島嶼のひとつにすぎない。これといった特徴があるわけでもない。しかし日本が十五年戦争に突入しようとしていたあの時代に、軍によって密かに毒ガス工場が作られ、空襲で狙われることのないように地図からも消された島、それが大久野島だったのだ。」
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