- 山紫水明綺譚
-
京洛の文学散歩
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2010年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784902385939
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[BOOKデータベースより]
江戸っ子学者が京都に住んで大発見。荷風、鴎外の京都見聞から、東西の河川、生活、社寺、遊郭、トイレのちがいまで。嵐山花見の漢詩から中国へと跳ぶかと思えば、よそ者ながら祇園祭の山鉾に飛び乗る。古今東西、縦横無尽の時空旅行。
祝融子の跳梁頻繁なること
[日販商品データベースより]東都の隅田川と西京の加茂川
杢太郎の「京阪見聞録」から
洛西島原悲歌、荷風の『十年振』から
永井荷風の『十年振』粟田御所と江戸城
成島柳北と菊池三渓と菅茶山
古書肆竹苞楼と伊沢蘭軒伝
梁川星巌の書牘と弄琴顛末
彙文堂主人の軼事と京大東洋学
東都風流韻事の一面
中島棕隠『鴨東四時雑詞』がこと
棕隠が『鴨東四時雑詞』の知恩院法会の賦
棕隠子が「三都穴さがし狂歌」のこと
立小便と蹲り小便 さても尾籠なこと
厠に籾殻を敷くと蛾の翅を敷くと
永井荷風、森鴎外、木下杢太郎らの京都見聞録、 黒田清輝が描いた京都、 江戸時代の文人・頼山陽が「山紫水明」の地と呼び、 多くの文人が愛した、京都の魅力に迫る。
東の隅田川と西の加茂川、吉原と島原、社寺仏閣からトイレ事情まで比較。 嵐山の花見をうたう漢詩の源を求めて、 遠く中国まで想像の羽を広げるかと思えば、 キリシタンが見た祇園祭や信長時代の京都の南蛮寺にまで話題が及ぶ。
よそ者ながら祇園祭に町衆として参加し、 豪華絢爛な山鉾のルーツを探る一篇は、 さながら探偵小説を読んでいるようなおもしろさ!
東京・京都を行き来する生活を送っていた頃の貴重な体験を、 古今東西の文学・歴史に親しんだ知識をもとに、軽妙な語り口でつづった、 ひとあじ違う京都の話。