日本の幽霊事件

幽ｂｏｏｋｓ　

メディアファクトリー
小池壮彦　ダ・ヴィンチ編集部　『幽』編集部　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2010年07月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784840134644

内容情報

[BOOKデータベースより]

失なわれつつある記憶と風景―。現在、東京ミッドタウンとして開発された赤坂九丁目だが、以前は日本軍の土地であった。過酷な訓練により死者も出たという敷地内の池には、江戸時代から続く奇妙な祟り話が伝えられている。この地が米軍の手に渡った後、夜な夜な池のほとりに日本兵の幽霊、そしてメイドの幽霊が現れ、何人もの米兵が目撃していた…。明治以来、軍用地として使われていた土地がもつ記憶とは？怪奇探偵・小池壮彦が、土地に刻まれた１３の妖しき事件の面影を偲ぶ。

軍都赤坂のメイド霊―麻布一連隊跡地
八百屋お七の足音が聞こえる―円乗寺境内
油面坂下の怪談―市場坂橋
お初殺し―浅草界隈
魔が呼ぶダム―多摩川調布堰
玉菊燈篭―吉原界隈
玉菊の墓―永見寺墓所
火除橋の怪火―日本橋界隈
水の女と、魔の淵と―荒川放水路
追ってくる屍体―中川鉄橋
桃色の幽霊―羽根木公園
三姉妹入水心中―どんどん橋
水道の祟り―玉川上水
妖しき痕跡を巡って―補章１
隠された八百屋お七の秘密―補章２

[日販商品データベースより]

実際に起きた怪事件からあらわにされる、かげりゆく土地の記憶と風景。軍都赤坂のメイド霊、魔が呼ぶダムなど、怪奇探偵・小池壮彦が、土地に刻まれた１３の怪しき事件の面影を偲ぶ、怪奇ルポタージュ。