謎解き「アリス物語」

不思議の国と鏡の国へ
ＰＨＰ新書　６６８

ＰＨＰ研究所
稲木昭子　沖田知子　

• 価格: 770円（本体700円＋税）
• 発行年月: 2010年04月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784569778303

内容情報

[BOOKデータベースより]

『不思議の国のアリス』は、アリスの冒険の一部に過ぎない。ディズニー映画を思い浮かべる人も多いだろうが、実はアリスは、もっと不思議で奇妙なノンセンスの世界に入り込んでしまっていたのだ。作者ルイス・キャロルは、その並外れた遊び心とこだわりで、次から次へとアリスにカラクリを仕掛ける。ニヤニヤ笑いを残して消えるチェシャ猫や、延々とお茶会を続ける帽子屋と三月ウサギなど、馬鹿馬鹿しいことを言ってアリスを困らせる登場人物たち。当たり前が当たり前でない「不思議の国」と「鏡の国」を楽しむガイド。

１　『不思議の国のアリス』（４×５＝１２；身の上話が尾の上話に；見えん、知らん；ネコはイヌ；答えのない謎なぞ；時漢つぶし；赤を白に、生を死に；ニセウミガメはスープ；僕の帽子は僕のでない；署名がないのが証拠）
２　『鏡の国のアリス』（鏡のマジック；辞書ほどにナンセンスだって；パンニバタフライは何の名；夢の夢；後ろ向きに生きる；意味のない名前；非誕生日プレゼントは得；ダレモいないの、いるよ；馬と鮫の鉢合わせ；イヌから骨を取ると）

[日販商品データベースより]

ことば遊びにたけた文理融合型マルチ人間の作者、ルイス・キャロルが、アリスの物語にナンセンスと見せかけて、潜ませていた数々の仕掛けとは。当たり前が当たり前でない「不思議の国」と「鏡の国」を楽しむガイド。