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- 石川淳と戦後日本
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国際日本文化研究センター ミネルヴァ書房
ウィリアム・ジェファーソン・タイラー 鈴木貞美- 価格
- 4,950円(本体4,500円+税)
- 発行年月
- 2010年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784623056170
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[BOOKデータベースより]
戦前・戦後にわたって幅広い活躍をし、日本の文芸・文化に多大な影響を残した石川淳。小説はもとより、日本古典への評論随筆や現代語訳、最新の思想を踏まえた時評など、文化全般に対するその鋭い批評眼は、大戦後の日本文化を考える上で不可欠なものになっている。本書では、この不世出の作家、石川淳の戦後について、学際的・国際的な視野から明らかにする。急逝したウィリアム・J・タイラーによる『荒魂』翻訳遺稿も掲載。
『荒魂』を改まって読む―A More Formal Reading of Aratama
[日販商品データベースより]第1部 石川淳―敗戦後一〇年(空白の「帝国」―石川淳「窮菴売卜」その他;無頼の使徒―石川淳の戦後十年、太宰治、坂口安吾を超えて ほか)
第2部 敗戦後作品の世界(石川淳の「焼け跡のイエス」をめぐって;『燃える棘』の構造と生成―裸形の女人像をめぐる否定の精神 ほか)
第3部 敗戦後の文化状況のなかで(石川淳と演劇―「千田是也演出のために」の射程;アルベール・カミュ受容史における『夷齋俚言』 ほか)
第4部 石川淳―六〇年代以降(『荒魂』―運動する象徴主義;一九六八年の運動を振り返って―『天馬賦』再読 ほか)
戦前・戦後にわたって幅広い活躍をし、日本の文芸・文化に多大な影響を残した石川淳。この不世出の作家の戦後について、学際的・国際的な視野から明らかにする。急逝したタイラーによる「荒魂」翻訳遺稿も掲載。