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[BOOKデータベースより]
フィリピンにおける日本軍の残虐行為の捜査が本格化した一九四五年から、国交が回復されない中、モンテンルパのBC級戦犯全員が釈放された一九五三年までの八年間、アジア・太平洋戦争をめぐって日比両国は何を考え、どのように向き合ったのか。膨大な一次資料とインタビューに基づいて、戦後日比関係の出発点となった対日戦犯裁判のプロセスを明らかにし、その歴史的な意味を再考する。
第1章 日本軍による残虐行為の衝撃―高まるフィリピンの対日告発の機運(ワシントンの戦争犯罪局;フィリピン戦線での捜査活動;フィリピン人の怒りの原像)
第2章 「敗者の裁き」という隘路―敗戦直後の日本側戦犯政策とフィリピン問題(東久迩宮内閣の戦犯政策;政権交代と幣原内閣の立場;本間雅晴中将の処罰問題;「敗者の裁き」の幕引き)
第3章 フィリピンから見た東京裁判―被占領体験を伝え、忘却に抗する(フィリピンの参加経緯と判検事;ロペス検事の来日と初期行動;東京裁判の判決とフィリピン)
第4章 フィリピン軍による戦犯裁判―モンテンルパのBC級戦犯の軌跡(対日戦犯処理への着手;フィリピン軍の戦犯裁判;モンテンルパの日本人戦犯たち;戦犯釈放の政治力学)