この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ADHDですけど、なにか?
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2024年06月発売】
- チョコレートの真実
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2007年09月発売】
- オはオオタカのオ
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2016年10月発売】
- 雄鶏の家
-
価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2024年08月発売】
- バーソロミュー・ロバーツ 新装版
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2024年12月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
Tucker
-
ゴーストバスターズ♪
心霊現象を科学の手法で調べよう、という動きは19世紀半ばの欧米の心霊現象ブームが起きたころから。
当時から研究者も肯定派と否定派に分かれ、研究対象にされる方も自らの力(?)が何なのか、解明して欲しい、と思っている者から、詐欺師まで様々。
そして、どちらも科学界からは「胡散臭いもの」と軽蔑され、世間からは「興味深いもの」として人気があったそうだ。
本書の中に出てくる科学者たちがやっている事は、今とほとんど変わらない。
「科学者立会いの下、霊媒に心霊現象を起こさせ、検証する」
というもの。
そのために心霊研究協会(SPR)が設立される。
この協会には肯定派も否定派もいたため、(結果的に)調査結果にはバランスが取れていたもののようだ。
化学が錬金術から生まれたように、心霊研究から「何か」が生まれる事をSPRは目指していたのだが、致命的に異なる点が一つあった。
それは、錬金術は「物体」が相手なのに対し、心霊研究は「人間」が相手だということ。
つまり「物体」は同じ事をすれば、同じ反応をするが、「人間」は、そうではないのだ。
そのため、SPRがいくら事例を集めても、それは心霊現象を肯定する決定的な資料にはなりえない。
が、同時に、この分野は数学などと異なり「(原理的に)ありえないこと」の証明も極めて難しい。
本書も多くの事例は紹介しているが、最終的に結論めいた事は書いていない。
どちらか一方の結論を期待していた人には、回りくどいし、物足りない結果になっていることだろう。
結局のところ、この問題には結論が出ることはないのだ。
結局、テレビ番組で(興味本位で)取り上げられる時の「結論」と同じになってしまった。
一周して、また同じ所に戻ったのと、一周もしていないという違いがある、という事で・・・。
[BOOKデータベースより]
19世紀半ば、欧米で心霊現象への関心が高まり降霊会がブームになった。多くの科学者が否定するなか、ケンブリッジ大を中心とするノーベル賞学者2人を含む研究会が、本気で幽霊の存在を証明しようとした。時に協力し合い時に見解の相違を見つつ、様々な心霊現象の解明に挑んだ彼らが行きついた「死後の世界」とは。
タイタス事件
ポルターガイストと幽霊屋敷
「科学vs宗教」の時代
ケンブリッジの三人組
サイコメトリー
死の間際のメッセージ
幻覚統計調査
テレパシーか、霊との交信か
エクトプラズム
よみがえった霊
死の予言
交差通信
終わりなき探求