- 武士道シックスティーン
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- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2010年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167780012
[BOOKデータベースより]
武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。敗北の悔しさを片時も忘れられない香織と、勝利にこだわらず「お気楽不動心」の早苗。相反する二人が、同じ高校に進学し、剣道部で再会を果たすが…。青春を剣道にかける女子二人の傑作エンターテインメント。
[日販商品データベースより]日本舞踊をやめ、中学から剣道を始めた西荻早苗。重心を下にした柔らかい動きでみるみる成長するが、楽しさを求め「勝敗」については固執しない性格。一方、三歳から剣道を始め、パワー、スピード、勝負勘のすべてに秀で、勝敗がすべての剣道エリートでしかも武蔵オタク(愛読書は『五輪書』と『武士道』)の磯山香織。深い意味はなく出た中学最後の区民大会個人戦で、香織はなぜか早苗に負けてしまう。そんな二人が高校で一緒になった。
敗れた悔しさを片時も忘れたことのない香織だったが、早苗がそのときの相手だとは気付かない。というのも、早苗の苗字が両親の離婚によって「甲本」から「西荻」に変わっていたため、胴着の垂れ幕の名前が違っていたのだ。部活で香織は先輩を次々と撃破。早苗は香織の無類の強さに驚き、香織は早苗の構えをみて自分を破った相手だと気付く。それ以降、香織は早苗は目の仇にして練習。香織の猛攻と練習態度に辟易した早苗は部活を辞めることを考える。関東大会団体戦を前に香織は早苗の剣道を「チャンバラダンス」と揶揄。口論になった二人だったが、その最中に香織が捻挫。片腕でも試合に出場したのだが……。
全く価値観の違う二人が、剣道を通し深く繋がっていく。一気読みの青春エンターテインメント。
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ユーザーレビュー (11件、平均スコア:5)
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「夏の文庫2015」レビューコメント
武士道シリーズの初刊です。それまで負けたことがなかった少女と、なぜか勝ってしまった少女のライバル?友情?関係は影響しあっていると感じます。家庭で問題が起きても、部活に取り組んでいる間は忘れられる。逆に友人とうまくいかなくても、家族といると安心できる、そんな青春が描かれています。(せつこ/女性/20代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
まっすぐでさわやかな10代の女の子が悩みながらも活躍する姿が秀逸です。さして剣道に興味がなくともぐいぐい読み進んでしまいました。続編もあり、いろいろな出来事に一喜一憂しつつ成長してゆく主人公たちから目が離せません。(tasokemi/女性/40代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
青春!さわやかで夏にぴったりだと思います。(Luc/女性/40代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
剣道に青春をかける二人の女子を描いていて、暑い夏でも読みたくなってしまうしすごくストーリーの中に引き込まれてしまうから。(悠/女性/10代)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【興奮の1冊】 二人の剣道少女を描いた青春系のシリーズ。はじめと終わりには、詩のような形式で言葉が書かれており、これがまたグッときます。かっこいいです。手に汗握る、まさに興奮の一冊です。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 私は剣道未経験者ですが…面白いです!(^^)青春小説かと思いきや、人の道を考えさせられる一冊でもあります。おすすめです!
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
この本は学校の図書室で見つけて、読みました。2人の性格のまったく違う女の子が同じスポーツで仲良くなる。最初はまったく仲良くありませんが(笑)小さな所でだんだんと冗談を言い合う仲になっていつしかライバルとして最高の友達として一緒に成長していくところが私は好きです。それに一つのスポーツにとことん打ち込む。私もクラブでテニスをしていますが、スポーツで熱くなりたいと思わされました。
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
香織と早苗。この2人キャラクターがいい。剣道を知らなくても、面白く読めます。高校時代、部活をしていなかたことを、ちょっと後悔させるような小説です。(にせくじら/男性/40代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
剣道がまったくわからない人でも楽しめる熱い青春がこの本で見れます。(圭一/男性/10代)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
私が最近読んだスポーツに関する本の中で、オススメと言えば誉田哲也さんの『武士道3部作』です。ちょっと前の作品で、映画やコミックにもなったのですが、これまで読む機会がなく、先日たまたま手にとって一気に3冊すべて読み終えました。『武士道3部作』とは、剣道部所属の女子高校生の活躍を描いたシリーズで、高校1年生の『武士道シックスティーン』、高校2年生の『武士道セブンティーン』、高校3年生の『武士道エイティーン』の3作からなります。剣道を「武士道」として追求するのか、あるいは「スポーツ」として追求するのか、そのせめぎ合いの中で育まれる友情、また宿命のライバルとの死闘、本当にわくわくしました。私は剣道といえば中学校の授業で少しやった程度だったのですが、この小説の臨場感に圧倒されてしましました。この小説を読んだ後、修行を続けている少林寺拳法の練習にますます気合が入ったのは言うまでもありません。誉田哲也さんといえば、最近では『ストロベリーナイト』がテレビドラマ化されて話題になっていましたが、それとは全く読み口の異なる小説なので、読んでいない方には是非読んで欲しい作品です。剣道も、私がやっている少林寺拳法も、はたまた空手も、オリンピックとは縁のない競技ですが、武道を代表して是非とも柔道では金メダルを数多く獲得して欲しいと思っています。テコンドーにも頑張って欲しいですね!『頑張れ日本!』
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
剣道に対して正反対の思いで挑んできたふたりの女子高生の友情とともに、様々な出来事の経験を通して剣道も人間性も磨かれていく過程を描いた青春小説です。一見ただの学園コメディのようにみえますがなんのなんの、剣道を習ったことがあるひとが読んでもみても納得がいく丁寧な試合や稽古の描写で人気を呼びました。タイトルに恥じず「武士道」をこの主人公ふたりから感じることができます。さわやかな内容で映画化もされ、わたしも若い頃に剣道などの武道を習っておけばよかった、と思いました。この本は、この巻の後のエピソードとして「武士道セブンティーン」、さらに「武士道エイティーン」へとシリーズとして続いていますので、ぜひこちらも読んで頂きたいですね。
3冊目は「笑える」作品。誉田哲也さんといえば、「姫川玲子」「ジウ」シリーズなど警察・推理小説などのサスペンス系のイメージですが、この本は作風が全く異なる、ほのぼのとしたスポーツ青春小説になります。性格の違うふたりの女子高生剣士が主人公で、登場人物のキャラ立ちの強烈さとユーモア溢れる掛け合いがとにかく面白い。2010年に映画化もされましたが、断然原作を読むのがおすすめ。「セブンティーン」「エイティーン」とシリーズを読み進めると、最後には「感動」が待っています。
相羽康行/編集長 軍師官兵衛ぴあ、鉄道ぴあ、自衛隊おでかけぴあ
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/12/12
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】